郷土料理情報

韓国精神文化の首都、安東

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安東チムタク

安東チムタク

一斉を風靡した安東の代表的な味

韓国の人気番組「1泊2日」「水曜美食会」などに紹介されるなど安東の郷土料理の中でも一番人気といえるのが「安東チムタク」。良質で新鮮な鶏肉とじゃがいも、ほうれんそう、にんじん、玉ねぎなどたっぷりの野菜、そして弾力のあるタンミョン面が調和し甘辛くも淡泊な味わいとそのボリュームが特徴。またお手頃で栄養たっぷりということから学生をはじめグループ客から不動の人気です。

安東韓牛

安東韓牛

上質の味わいをリーズナブルに楽しむ、安東韓牛

美味しくて鮮度抜群の牛肉をお手頃な価格で味わえる!!きれいな水と飼育に適した気候など最適な条件を備えた安東にて大切に育てられた韓牛は独特の味と香りが自慢の一品です。韓国で最も有名な韓牛飼育の故郷、安東には韓牛料理を専門に扱う飲食店や精肉店が数多くあり、安東駅前のカルビ横町、市内から河回村へ向かう途中にある豊山プルコギタウンなどが造成されており、産地ということもあり良質の韓牛がお手頃な価格で楽しめるということで多くの人々が訪れています。

安東ククス

安東ククス

くせになる「秘伝のたれ」の安東ククス

安東ククス(安東ククスは安東地域の方言で"安東ククシ"と言われる場合が多いです)は小麦粉と豆粉を均等な割合で混ぜ捏ねて作った麺に鮎で出しをとった汁を入れ、その上に炒めた野菜や牛肉、細切の唐辛子、ねぎ、のり、錦系卵などをたっぷりのせ、ヤンヨムジャン(薬味を加えたお醤油)を添えて食べる郷土料理です。さっぱりとしたたんぱくなスープは辛いものが苦手な方でも無理なく召し上がることができ、お好みによってはヤンニョン(薬味)で味を調節することもできます。特に安東ではククシにご飯やサンチュ、いろいろなおかずがついており満足すること間違い有りません。

ホッチェサパプ

ホッチェサパプ

遊び心満載のホッチェサパプを満喫

昔から麦飯に質素な食事生活をしてきた安東地域の人々にとって法事が執り行われる日は、御馳走が食べれる重要な日でした。祭祀を行った後に膳立ての白米に色んなナムルを混ぜて家族皆で分けあって食したのが始まりです。安東は特に儒教の先祖を敬う精神が根付いており、核家族化等の問題から法事が簡略化されたり法事を減らしている他の地域に比べ各家庭や書院等でも昔ながらの法事が多く執り行われています。このようなことからホッチェサパプは安東の法事の伝統を今に伝えるものであり、また安東を代表する料理となるまでになりました。ホッチェサパプはビビンパと似通っていますが、基本的に法事用の食事なのでコチュジャンを使いません。ナムルには軽く味付けがなされており、混ぜる際には醤油を足して味を整えます。

安東塩さば定食

安東塩さば定食

安東塩さばの美味しさに開眼

海のない安東で塩鯖が郷土料理となったのには理由があります。昔は海岸沿いの盈德という所でとれた鯖を背負子に背負い安東へと徒歩で運んでいました。安東に到着する間に無駄な水分が抜け身は引き締まり移動時間の間に醗酵されうま味成分が十分に引き出されます。そこに安東のカンチャビ(塩振りを行う人)が塩をまんべんなくすりこみ塩蔵を行うことでしっかり塩味のきいた塩鯖のできあがりというわけです。昔は安東の臨東にあるチェッコリ市場という所で塩蔵が行われていましたが臨河ダムの造成によって今は市場をみることはできません。海のない安東の塩鯖、市場はなくなりましたが今もなお安東の郷土料理として食されています。